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あなたの汗は「いい汗」?「悪い汗」?熱中症を防ぐ適切な汗と対策「汗活」

 

▮汗や汗腺のしくみ 

汗は、体温が上がりすぎないよう、汗腺が血液中から血漿を取り出し、つくっています。汗は血漿本来99%以上が水分ですが、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも含みます。汗腺は、血漿の中の水分だけを濾過し、ミネラルは再度血管に戻してから汗として排出します。こうして出てきた汗は限りなく水に近いので、サラサラしています。
ところが汗をかく習慣があまりないと、汗腺の濾過機能が衰え、ミネラルも一緒に排出されてしまいます。すると濃度の濃いベタついた汗になり、蒸発しにくく、本来の目的である体温調節もできない状態に。熱中症の原因にもなりうるのです。
いい汗をかくためには、日ごろからたくさん汗をかき、汗腺を鍛えることが大切です。

▮簡単!日頃から汗腺を鍛える5つの「汗活」

・有酸素運動

ゆっくりといい汗をかくには有酸素運動です。毎日20~30分程度、汗ばむ程度の速さでウォーキングなどをするとよいでしょう。

・エアコンに頼りすぎない

近年の猛暑の中、熱中症対策としてエアコンを活用することは大切ですが、朝晩エアコン漬けであったり、低すぎる設定温度は汗腺が退化する原因となり、突如外に出た時に熱中症を招きやすくなります。有酸素運動による汗腺トレーニングと並行し、徐々に設定温度を27℃くらいにまで上げたり、定期的にエアコンを消す時間を作ってみてください。

・入浴は半身浴か足湯を

高温の湯での全身浴では、汗腺が開き切らぬまま一気に汗が出るため、悪い汗に。また、周囲にお湯があって蒸発できないため、体温調節ができずにのぼせてしまいます。汗腺を鍛えるには、半身浴か手足高温浴がオススメです。
半身浴では、37~38℃程度のお湯に、みぞおちあたりまで10~15分浸かります。体の芯から温まり、いい汗が出ます。
手足湯では、43~44℃の湯に膝下orひじ下を10~15分浸けます。腕や脚の汗腺は衰えやすく、これを鍛えることで休眠していた汗腺が働き出し、よい汗がかけるようになるのです。ただし、皮膚の弱い人や高齢の方は、湯温をややぬるめにしてください。

・入浴直後のエアコンはNG

入浴後はエアコンで急激に体を冷やすと、せっかく開いた汗腺が閉じてしまいます。タオルで水分を拭いたら、うちわや扇風機、自然の夜風で徐々に体温を下げながら、汗を蒸発させて。エアコンに当たるのは、汗が出なくなってから。 ちなみに、風呂上りの汗は、適度な皮脂を含み、肌を潤わせる効果もありますよ。

・食べ物で汗の質UP

食事には、血行を促進するショウガや、代謝を上げる酢などを取り入れると、いい汗がかけるようになります。また、女性ホルモンには過剰な発汗を抑える働きがあるので、女性ホルモンに似た働きをもつイソフラボンを含む大豆製品を取ると、悪い汗を抑える効果が期待できます。汗のにおいが気になるときは、肉類や脂っこいものは控えめにし、抗酸化作用のあるビタミンCを含む野菜や果物、ビタミンEを含むオリーブオイルや「玄米」などを取るのがおすすめです。

▮「多汗症」予備軍?汗のかきすぎは要注意

汗の量が尋常でない、または一部だけにかくなど、汗の出方が不自然な場合は、注意が必要です。日常生活に支障を来すレベルの場合は「多汗症」と診断されます。病気が隠れていることもあるので、気になることがあれば、形成外科や精神科を受診してみてください。

 

 

参照元:サワイ健康推進課(https://kenko.sawai.co.jp/healthcare/201906.html)

 

 

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